2017年 06月 12日
一生の宝
コンペの準備を始めてから、それぞれの生徒さん達が、本気でピアノに向きあう時間を持つ事ができました。コンペ申し込みを勧めて、やっぱり良かったです。
今回思ったのは、目標を持って練習する事が、どれだけ人を成長させてくれるかということです。生徒さん、我が子を通して、改めて感じることができました。
良い練習が出来ていた子も、思うような練習が出来なかった子も、コンペを受ける事によって生活が引き締まり、ピアノに向かう時間が増えた事は事実でしょう。
本気で向かった時間が一生の宝になります。
練習時間、練習内容、練習環境、練習体力・精神力・集中力…。全てがそろった時、結果に結びつくのですが、結果に結びつかない場合があるのも、またコンクールです。
どれか1つでも欠けている場合は、不足を見つけて次に成長できるように、工夫すればいい。成長するまで待てばいい。
言葉では、偉げになんとでも言えるのですが、我が子になると気持ちを切り替えるのが難しいのが事実でもありますね。
今回娘は、ソロに参加しませんでした。年中の時から毎年参加し続けていたのですが、兄妹の練習を見る私の体力に自信がないのと、生徒さんがたくさんコンペに参加することもあり、娘はソロ休憩。
教本を進めるという目標を持たせ、毎日の練習も彼女なりにしてはいるのでしょうが、どこか集中力を欠いている感じがします。
本番がない安心感が、私と娘にはどこか良くないようです。やはり、緊張感の中で練習するから意味があるのだと感じました。
それが分かっただけでも収穫です。コンペに参加しない事で気付く事もありますね。
私達親子にとっては、コンペという1つの目標がモチベーションを上げてくれるようです。
多少大げさになりますが、ピアノを通して、コンペを通して、本気で何かにぶつかる経験をするなかで、親も子も成長させてもらっていると感じています。
親子で共に頑張った時間は、かけがえのない一生の宝物です。